脱臭実験に必要な機材一式「チャンバー(セラミックス収納容器)、接続部品、ブロワー、制御盤(ブロワーの風量を調節する機器)」、をまとめて一体化した実験機です。
日本を代表する企業の一つであり誰もがご存知の、本田技研工業株式会社様(HONDA自動車)の静岡県浜松工場(航空自衛隊浜松基地の北東に隣接)で実施した脱臭実験の様子です。
自動車・オートバイの部品製造工程で発生する「オイルミスト」&「臭気」の除去対策として実験を行いました。臭気測定で良好な結果を確認してセラミックス脱臭装置を採用・導入していただきました。その後に別系統でも導入していただき、現在は2系統でセラミックス脱臭装置が稼働しています。今後の製造ライン増設に伴う追加導入の予定もあるそうです。
本採用された脱臭設備は下記リンク先、設備導入実例「セラクリーンUFOシリーズ」取付実例の07「自動車工場、臭気対策」及び09「自動車工場、臭気対策(増設)」でご紹介していますので詳しくはそちらをご覧下さい。
静岡県浜松市の工業団地内、テイボー株式会社様(マジックペンなどのペン先を製造しています、なんと世界トップシェア!)で行った脱臭実験の様子です。
こちらもセラミックス脱臭システムを導入していただき、2017年1月で納入から満10年経過、その後も使用を継続しています。導入実例にも掲載していますので下記のリンク先へ進みご覧下さい。
当社では現在までに多数の脱臭実験を行ってきました。現場により「排出口の近辺まで実験機の移動が出来ない」、「屋上に排出口があるが実験機を屋上に持ち込めない」、「そもそも屋上がなく実験機を屋根の上に移動・設置することも不可能」、等々の事例が少なからず存在しました。
排出口から実験機までの距離がある場合でも、「延長ダクト」を使用して排気の一部を実験機まで誘引する事で問題なく脱臭実験が可能となります。
某印刷工場における脱臭実験の事例です。屋上は機械が隙間なく設置されているので脱臭実験機の置き場がなく、屋上への通路や扉が狭くて通り抜けや持ち込みが不可能! そのような時には延長ダクトで別の場所まで排気を誘引すれば問題なく脱臭実験が可能です。
こちらも某印刷工場での脱臭実験です。屋上の排出口から実験機までダクトで排気を誘引します。
実験機設置場所から約50m離れた排出口からの誘引・脱臭実験です。上下方向だけでなく水平方向にも距離がありますが、この程度の距離ならば排気の誘因と脱臭実験は可能です。
白黒写真なので多少わかりにくいかもしれませんがご覧下さい。
普通乗用車が現場まで進入できるならば、実験機を車載したままでの脱臭実験も可能です。実験機の積み下ろしの手間が省けます。
神奈川県厚木市内某小学校の給食調理排水・下水処理設備の悪臭対策での実験をご紹介します。
脱臭実験は良好な結果を収めてその後に本採用となりました。
導入実例でもご紹介しています、詳しくは下のリンク先をご覧下さい。
ページ上部では「”一体型”脱臭実験機」をご紹介しましたが、「現場(実験機設置場所)までの道路が舗装されていないので実験機は通行できない」、「通路が狭い、扉が小さいので実験機が通過できない」という現場もあるでしょう。
心配は無用です! 狭隘な場所でも機器搬入&脱臭実験が可能となるように小型軽量化及び機器の分割を可能とした「”分割・組立型”脱臭実験機」を用意しています。
山形県長井市にある日本ケミコン株式会社様の子会社「ケミコン山形株式会社」様、における脱臭実験の様子をご紹介します。
現場での実験と測定の結果「良好な成績=優れた脱臭効果」を確認。その後も脱臭実験を継続して耐久試験を行い「セラミックスの自己再生能力=長寿命性能」も確認しました!
実験終了後に本採用となりました。導入した脱臭装置は以下のリンク先からご覧ください。
岐阜県にある某堆肥製造工場の臭気対策として実験を行いました。事前の聞き取り調査で臭気はあまり強くないとの情報をご提供いただきました。脱臭実験機の長さは通常ならば4mですが、臭気が弱いならセラミックスは少なくとも良いと判断し、通常の半分の1m×2本=2mとして実験費用を節約!
事前に稼働条件や測定データ等々の情報をご提供いただければ、最適な実験装置とセラミックス種類&量を計算してご提案・実行できます。最適な設備を使用すれば必要以上にセラミックスを使用して予算が増大することもありませんし、実験費用の節約にもつながりますので、企業秘密等に該当しない範囲内で可能な限りのデータをご提供下さる事が成功への近道です。(必要時には”秘密保持契約”も締結いたします、過去に実例あり。)
これまでご紹介してきた脱臭実験機よりもさらに小型の脱臭実験機です。セラミックスの充填使用量が少ないので低濃度臭気向けの”簡易的な”脱臭実験に使用します。
実験室内での小規模な実験には小型の実験機や機材を使用します。油煙+臭気の除去を目的とした”パイブロック+UFOシリーズの実験例”をご紹介します。
工場の一角にある実験室に工場で使用している実機を持ち込み、工場と同様の稼働条件で実際に発生する(=処理対象となる)排気を再現して、セラミックスで脱臭実験を行いました。
実験の結果として、「臭気は弱い」、「ヤニによる汚染がある」事を確認した。セラミックスの寿命と性能を維持する為にヤニ除去対策 ”=フィルターの設置と除去能力強化!”が重要であると判断した。
もしも「ヤニ成分は存在しない」と仮定し、実験を省略してセラミックスを本採用・大量導入していたら、ヤニの付着により性能低下・寿命の短縮は必至! 頻繁な清掃と汚染されたセラミックスの交換がランニングコストの増大を招いた事は明白です。事前に脱臭実験を実施する目的は「脱臭効果の確認」のみならず「問題点の炙り出し」も兼ねています。未知の問題点が明らかになれば対処改善する事で本採用時の予期せぬトラブル発生を未然に防止出来ます!
脱臭実験には事前の詳細調査が必須となります。解釈を変えると前調査の段階ですでに実験の準備が始まっているとも言えます。脱臭実験に先立って、排気の詳細(臭気成分、濃度、温度、湿度、等々)、現地の状況(排気口からの距離、実験機の搬入、電源の確保、雨対策、等々)、必要な機材、セラミックスの種類、測定方法、等々を調査してから実験の設備と内容を決定しご提案いたします。
充分な事前調査による周到な準備で実験の成功率アップ! 調査が不十分では成功率が低下します。
詳しくは下記ご連絡先までお問い合わせください。