実験時に採取した臭気臭気サンプルの測定結果が届いたら内容を確認します。
入口(脱臭処理前)と出口(脱臭処理後)の測定データを比較して脱臭効率を確認します。
測定データや実験時の稼働条件をを基礎として本採用時の設備設計に入ります。
セラミックス製品の内から目的に応じた最適なセラミックス製品を選択します。
1種あるいは複数種のセラミックスを組み合わせて使用します。
脱臭装置の設置空間の広さを確認します(例:横〇m×奥△m×高さ◇m)。現地での視察
や測定による確認、あるいは聞き取り調査で確認します。
そして空間内に収まるような設備設計を考慮します(横長、縦長、折り曲げ、等々)。
周囲の建屋や設備との干渉、排気ダクトとの接続、敷地境界線の位置、処理排気出口の向きと形状、等々の要素も加味して考慮します。
設備設計を設計原案という形で作成してご提案いたします。
基本的な内容は、
・チャンバー(セラミックスの収納容器)。
・ブロワー(必要な排気風量、静圧を計算します)。
・接続ダクト(チャンバーの出入口)
になります。そして、内部に充填使用するセラミックスの、
・セラミックスの種類。
・充填使用量。
を決定します。必要時には、
・排気出口側ダクト及び排出口。
・その他付帯設備。
も含めて作成いたします。
脱臭設備の設計原案を作成したら御見積を作成します。
・セラミックス使用量と価格。
当社しかセラミックスを製作していないので当社又は販売代理店経由でご提示します。
その他の必要な設備としては、
・チャンバー。
客先の出入り業者に製作を任せる事が多いです。必要時には当社の協力業者に御見積作成
を依頼します。
・ブロワー。
メーカーや販売店に問い合わせます。
・その他。
制御盤、電気工事、水道工事、等々。
これ等の御見積・調達・施工は専門業者に依頼しています。客先の出入業者、あるいは取
引のある商社に依頼しても一向に構いません。商社経由の御見積となる事も良くありますの
で御見積や販売経路について疑問やご要望がありましたらご相談ください。
設備原案と御見積を作成したら客先にご提案です。
打ち合わせとご説明を重ねて不明点の確認、脱臭設備の性能(処理風量、脱臭目標値、等々・・・)、ご提案内容(客先の要求仕様)の詳細を詰めて行き、最終的にセラミックス脱臭装置の導入が決定となりましたら、次項の「設備導入」に進みます。