設備導入。

セラミックス脱臭設備の導入、取付工事、試運転、等々。

オーダーメイドの脱臭装置。

脱臭装置設置工事中

 セラミックス脱臭装置は様々な設備機器や部品を組み合わせて作成します。

 顧客の要望に最適化した”オーダーメイドの脱臭装置”なのでご注文毎に1から作成する事になります。設備の引き渡し納期や諸々の工事の工程・日程等々についてご相談・確認します。

工事の分担の確認。

 脱臭装置取付工事には多様な作業があります。各作業の請負業者と請負内容を確認します。

 作業内容と担当者の例を記載します。

・セラミックス製造→当社。

・チャンバー&ダクト制作・搬入・設置→客先出入り業者が製造。

・電気・水道工事→ 客先出入り業者で施工。

・セラミックス充填→当社。

・試運転調整→当社。

・臭気測定→専門業者。

*客先に出入り業者がいない時などは当社から業者に依頼する事も可能です。

 

 作業の大半を客先の出入り業者に任せる? と思われるかもしれません。しかし、脱臭装置設置後の異常時の修理(滅多にありませんが)なども考慮すると地元の出入り業者に任せる事が最善となります。

 又、脱臭装置導入・設置に際して設置予定場所周囲に既設の設備があると調整が必要な事も有ります。稀にですが設備の配置図と現実が食い違う事もあります。その様な可能性をも考慮すると既設設備の施工業者(出入り業者)に任せる事が確実になります。

 

 この様に作業分担を決定し、各作業の日程についても決定したら実行します。各作業の進捗状況を確認し設備を製作します。

脱臭装置の設置。

 脱臭装置取付工事の大まかな流れを記します。

・基礎工事。

  設置場所により異なりますが設備が大きく・重くなる時には設置場所の基礎工事が必要に

 なる事もあります。そして基礎の上に脱臭装置を設置します。屋外設置ではコンクート等で

 基礎を製作、屋内ならば床面の上に鉄骨の基礎を作りその上に設置する事もあります。

  小型軽量ならば基礎工事は不要になります。この場合は直接床の上に置いて設置します。

  天井吊り下げや壁面取付の場合には基礎工事は不要ですが、壁面の強度や天井の梁の耐荷

 重の確認が必須となります。

・チャンバー搬入・取付。

  設置予定場所にチャンバーを搬入し組み立てて固定します。前後の接続ダクトなども同時

 に取り付けます。

・ブロワー設置。

  ブロワーもチャンバーと同時に搬入・設置します。

・ セラミックス充填。

  チャンバーを組み立てたら、内部に脱臭セラミックスを充填します。

・その他設備の設置。

  必要に応じて脱臭装置の付帯設備として制御盤、水スプレー、等を使用します。これらの

 付帯設備も取り付けます。

 

試運転調整。

 設備の完成後には各機器・各個所の試運転調整をします。

・各個所の点検・確認。

  設備の各個所の内外に異常がないかを点検します。

・試運転。

  異常が無ければブロワーを稼働して通風します。

・試運転後に再確認。

  通風中及び通風後にもう一度各所を点検し、空気の漏れ等の異常が無い事を確認します。

・風量調整。

  風速を測定して断面積から風量を計算。ダンパーやインバーターを調整して設計通りの風

 量を確保します。

・排気の通風。

  設備が稼働したら実際に排気を通風して脱臭します。

・機器の調整。

  制御盤等の機器を使用する時には、機器の設定&調整も行い効果を確認します。

検収と引き渡し。

 設備の取り付け・試運転調整後には臭気測定を行い脱臭効果を確認します。

 予定の脱臭効果を確認後に研修・引き渡しとなります。

 *契約内容により異なります。

  脱臭能力保証が無い→測定の必要なし、設備が稼働できないので排気が出ない→排気が出

 なければ測定できない、そのような時には臭気測定を行わず(行えず)に検収となります。

使用方法のご説明。

 ご担当者様に、脱臭設備の使用方法、機器の調整方法、セラミックスの使用及びメンテナンス方法、のマニュアルを作成してご提示します。希望時にはご担当者様に対して機器の使用方法の実地指導もいたします。

導入後のメンテナンス。

 脱臭装置の導入後には定期的にメンテナンスが必要となります。

 詳しくは次項「メンテナンス&清掃」をご覧下さい。

「メンテナンス&清掃」
 に進む。(制作中)

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