当社の過去の経験や実例から特に印象的な出来事をご紹介します。

奇妙な事例のご紹介、P4

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事例16. すっきり綺麗!(水処理の事例)

    セラQで水関連設備に付着したスケールを除去。歯医者で歯石を除去したように綺麗!   

事例17. 「俺に〇億よこせ!」

    某設計事務所のお偉いさん。お前に仕事をやるから俺に〇億よこせ!

事例18. 理想と現実。

    某設備のお話。HPでは臭気指数10以下(≒ほぼ無臭)と宣伝、しかし実際は・・・。

事例19. 「前の社長のやったことだから私は関知しない!」

    某一部上場企業の社長のコメント。契約を無視! → 裁判へ。

事例20.  「我が社はもう知らない!」

    (元)販売代理店のお話。ユーザーからのお問い合わせを無視し続けたら、ユーザーがメー     カー(当社)に直接問い合わせる。それを知った時の代理店のコメント。 

事例16、すっきり綺麗!

 歯科医で歯石除去をしたことのある方ならばご理解いただけるでしょう。歯の隙間や表面にこびりついていた余計な歯石を除去して口の中がすっきりした感覚は何とも良いものです。歯石の除去は虫歯や口臭の予防にもなるそうで一石二鳥、いや一石三鳥です。未経験の方には是非お勧めします!

 

 少々話がそれたので本題に戻して、今回は水処理のお話です。

 

 工場などでボイラーや熱交換器を使用していると、水に微量に含まれる鉱物成分(いわゆるミネラル)が機器の内部に徐々に付着します。この付着物質をスケールと称します。家庭でも湯沸かし器や薬缶などの内側に白い物質が付着する事があります。温泉では湯の花と称するものです。

 このスケールを放置すると設備の能力の低下、燃費の悪化、等々の悪影響をもたらします。

 定期的にスケールを除去して性能を回復する必要がありますが、人間が手作業で削り落とすのは手間がかかるし、機器の内部や奥には手が届かない事もある、機器の分解・清掃・組立は大掛かりで余計に手間がかかる。薬品を使用してスケールを溶かし除去する方法もありますが、薬品によっては人体や環境に有害性・毒性が有る事もある。別の方法としては鉱物成分の除去装置を通す事で機器へのスケール付着を防止できますが、このような装置は安くはありません。

 この様に様々な問題があり、「安全」で「費用対効果に優れる」対策は無いものか? 綺麗に除去できないものか?というお問い合わせがあります。 

 

 当社の「セラQ」ならば簡単に対策出来ます!

 

 今回ご紹介する工場でも同様の悩みを抱えていてご相談を受けました。「簡単に対策出来ます!セラQを設置して3か月ばかり様子を見て下さい。」とお答えして使用する事となりました。

 詳しい内容はこちら、→「 セラQスーパーチャージャー、取り付け実例02 」。リンク先に使用前後の比較写真付きで解説していますのでご覧下さい。

 使用前:内壁全面が真っ白! 霜が降りたようにも雪が降ったようにも見えますが、全てスケール      が付着したものです。

 使用後:スケールが溶解して除去される。機器内部全体が真っ白に汚染されていましたがまるで跡      形もない! 雪が解けて春が来た野原の様にさっぱりと除去しました。

 

 手前味噌になりますが、このくらい綺麗に汚れが落ちると実に気持ちの良いものです。これもセラQの触媒効果の1種です。薬品は一切使用しません。特殊な機器の追加も不要です。セラQを水中に浸漬するだけの簡単な対策でこのような効果を発揮します!

 

 *注:水処理用のセラミックスは排気処理用のセラミックスとは別物です。排気処理用のセラミッ     クスに上記の効果はありません。  

事例17、「俺に〇億よこせ!」

 リベート、マージン、キックバック、袖の下、山吹色のお菓子、等々・・・、呼び名は様々ですが時としてそのようなものを要求される事もあります。

 

 とある設計事務所から販売代理店に脱臭についてのお問い合わせがあり、代理店の担当者と共に私も製品説明の為に訪問したところ、設計事務所のお偉いさんから「お前の会社に◇億で仕事を発注してやるから、俺に〇億よこせ!」との申し出がありました。 

 金の出どころは貴社なのだから間接的に会社の金を横領するようなものだと思いました(もちろん言葉には出しませんが)。

 そのお偉いさんが続けて言うには「俺は今年いっぱいで退職することになっているから退職金の代わりみたいなものだよ」とのこと。サラリーマンの生涯収入に相当する退職金?! 大胆と言うか何と言うか・・・。

 日本人は会社に対する忠誠心が厚いと言われていましたがこのような人もいるのだなあ、と思い半ば思考停止状態に陥り返答できませんでした。

 このような事が日本中で行われているのでしょうか? 「組織は上から腐る」とか「魚は頭から腐る」と言う言葉もあります。

 

 2019年末に会社資金の横領疑惑で逮捕されて保釈中の某容疑者の国外逃走事件がありました。「私は逃げも隠れもしない」と豪語していたような記憶があるのですが・・・。人間の欲望には時代や国籍や人種の違いなどないのだと感じました。

事例18、理想と現実。

 世の中には建前と本音、理想と現実というものが存在します。両者が一致する事が望ましいのですが実際にそのような事は多くなく、ほとんどの場合において両者の間に乖離が発生します。そのことは皆様も良くご存じの事でしょう。

 企業の経済活動についても同様で、事前の予定通りにはならない事もよくあります。むしろすべてが順調に進行する事が稀であると言えます。

  

 大都市の近郊にある某施設における排気対策・悪臭対策の相談を受けた時のお話です。

 相手先の担当者一同も工場設立時から悪臭が問題となる事や事業場が規制対象であることは認識していたし脱臭装置を既に導入している。しかし近隣から悪臭の苦情がなくならない、少なからぬ苦情が来る! 何故このような事態が起こるのでしょうか? 

 

 脱臭設備の能力が不足している! 

 

  ・設備完成、脱臭装置も設置。稼働開始!

   ↓ 

  ・脱臭装置はあるが肝心の脱臭能力が足りない、悪臭の排出!

   ↓

  ・そのせいで近隣から多数の苦情が寄せられている。

   ↓

  ・悪臭を減らす為に設備の大半は稼働を停止、操業規模を縮小!半減! それでも問題になる。

   ↓

  ・このままでは設備を全面的に停止する事になるかもしれない!? ← 今はこの段階。

 

 操業停止なんて出来ない! だから何とかしなければならない! 脱臭能力の強化が必要だ! というご相談内容でした。

 

 この会社のHPでは環境に対する取り組みとして脱臭設備の概要と「臭気指数10以下=ほぼ無臭」という測定結果を掲載して宣伝しています。臭気測定についての詳細(サンプルを採取した箇所、その他)は不明ですが・・・。

 現地を視察すると、

  ・排出口と敷地境界線が近い、排出口の高さもあまり高くない。

   → 臭気が排出されると移動する間に周囲の空気と混合・希釈されますが、距離や高さが不十

    分なので充分に希釈されて敷地境界線付近で無臭に近いレベルまで臭いが弱くなると想定す

    る事には無理がある。

  ・建物の出入口や窓が開放されていて臭気が漏れている。

   → 開放箇所から未処理(=脱臭していない)の強い臭気が漏れて周囲に悪影響を及ぼす。

 そのような状況でした。そして、

  ・近隣から臭気の苦情が来ている。

   → 結果として臭気対策は不十分である!

 

 これらの事実を総合すると、HPに記載の「臭気指数10以下」という事はまずありえないと判断せざるを得ません。現実を知らない人や臭気問題に詳しくない人には通用するかもしれませんが、実際に毎日悪臭を浴びている近隣住民には通用しないでしょう。

 

 ちなみにこの設備は現在でも稼働を続けています。

 当社に対して脱臭装置の注文は現在までありませんので、他の脱臭方法で対処したか、設備の稼働を更に縮小したかで対処したと思われます。

 大都市の近郊に立派で大規模な事業場を設けていましたのですが、都市の近郊なので人口が多く苦情や抗議が想定以上に激しかった 様です。事前の想定以上に脱臭対策費用が嵩む? その結果として設備の半分から3/4が休止しているのは実にモッタイナイ!

 

 悪臭は公害であり、地域住民の悪臭に対する考え方や反応も年々厳しくなる一方です。

 悪臭問題を解決できないと、この例の様に設備の大半の稼働を休止して遊休設備とせざるを得ない事もあります。そうなると事業計画の大幅な見直しを迫られる事もありえます。「臭気対策不十分→苦情殺到→操業規模縮小→売上の低下→利益の減少→借入金の返済が滞る→信用低下→新規借り入れの停止&借入金の回収→資金繰り悪化→経営悪化→経営破綻!?という様に、一つのつまずき(脱臭対策の不備)から連鎖反応的に悪化の道をたどるという事も十分にあり得る話です。

 脱臭対策は規制値クリアーだけではなく能力に余裕をもった設備を、将来的な規制強化時や近隣苦情への対策にも対応できる設備を考慮する事をお勧めします。

事例19、前の社長のやったことだから私は関知しない!

 入社・退社・配置転換・転勤・昇進・等々・・・、人事異動はどこの組織でもある事です。

 その結果担当者が自分の持ち場を離れる事になれば通常は後任者に業務を引き継ぎます。もし業務の引継ぎを行わなければ社内では混乱や業務の遅延・停滞が発生する事でしょうが、”基本的に”社内の問題で片付きます。

 もしも内部の引継ぎではなく外部と引き継ぎが行われなければどうなるでしょうか? 人事異動を理由に他社との契約が引継がれなければどうなるでしょうか? 

 

 今回のお話はそのような内容です。当社の販売代理店の社長から聞いたお話ですので私は詳細については知らず事の真偽も定かではありませんが、その人は嘘をつくような人ではありませんし、私に嘘を話したところで何も得にもならないので信じてよいと判断しました。

 

 内容を要約すると、某企業の社長が交代したら『前の社長の締結した契約なんて私は知らない!』と主張して代金を支払ってくれない!」という事でした。

 個人間の契約ではなく会社の契約なのですから、「社長が交代した時はこの契約は無効となる」という様な特記事項がない限りは(そのような内容が法的に有効かどうかは分かりませんし、契約が無効となっても支払い義務を免除する事は出来ないでしょう)社長が交代しようとも、社長が誰であろうとも、会社が存続する限りは、契約の期間内は、契約の効力が継続されると考える事が妥当でしょう。代理店の社長もそう考えて相手企業と交渉したのですが、上記の発言が返ってきたそうです。

 契約の金額も大きく会社の存続に関わるので泣き寝入りも出来ない、このままでは裁判をするしかないというお話でした。金額が大きいので書面を交わさない口約束という事はさすがにないでしょう。

 

 ちなみに問題となった取引先の会社は”東証1部上場企業”です。その社長がこのような発言をすると誰が想像できたでしょう? 代理店の社長でなくても想定外でしょう。

事例20、「我が社はもう知らない!」

セラミックスの点検・清掃。 商売に於いてはアフターサービスも軽視できない要素です。製品の販売後には、点検、清掃、修理、交換、その他諸々の作業が必要となるでしょう。

 当社の取り扱う触媒セラミックスと脱臭設備もまた同様にこれらの作業を必要とします。作業の詳細については「セラミックスの点検・清掃」、「セラミックスの補充・交換」、「設備の点検と異常時の対処」の各ページをご覧下さい。当社のセラミックスは長寿命=交換頻度減少=交換費用減少=維持経費減少・節約! という特徴を有しています。最近では20年以上前に納入した現場からのお問い合わせを頂く事も増えています。

 

 今回は点検・メンテナンス等のアフターサービスのお話になります。

 使用している設備や機器に何らかの異常が生じたらどうしましょう? 放置は出来ないので修理等の対策が必要となります。自分で修理などの対処ができればよいのですが、それが出来なければどうしましょう? 私ならばまず購入した店舗に連絡して点検・修理を依頼します。販売店でも対処できなければその時はメーカーに問い合わせます。

 おそらくあなたも同様の対処をする事でしょう。捨ててしまう? 買い替える? 工場などの設備機器は高価なものが多く少々の故障で買い替えていたら大損害ですから酷い故障で多額の修理費がかからない限りは修理して再使用する事でしょう。織田信長の様に「鳴かぬならかぬなら 〇してしまえ ほととぎす」などと短気を起こさずに、豊臣秀吉の様に「泣かぬなら 鳴かせて見せよう ほととぎす」と言いたいものです。これらの句は後世の人による創作らしいですが当人の性格をよく表していると言えましょう。

 

 ある日、当社のセラミックスを導入した顧客からお問い合わせをいただきました。

 

顧客:〇〇社の××と申します。セラミックスの清掃とメンテナンスについてお尋ねします。 

当社:お問い合わせありがとうございます。貴社とは直接の取引が無いようですが代理店経由のご購

   入でしょうか?

顧客:△△社から購入しました。

当社:△△社でしたらうちの販売代理店です。

顧客:△△社にセラミックスのメンテナンスについて再三問い合わせたのですが回答が無く、メーカー 

   に直接質問する事にしました。

当社:代理店から貴社のメンテナンスについての話は聞いていませんが、貴社が必要とするならばメ

   ンテナンス方法のご連絡・ご指導も致しますし、ご希望ならば有料となりますが出張作業なども

   致します。

顧客:一度貴社を訪問してメンテナンスについて詳しく伺いたい。

 

というわけで当社にご来社いただき、詳しくお話を伺いメンテナンスの実演もする事となりました。

 

当社:(実演しながら)、メンテナンス(清掃)はこのように行います。特に危険もなく資格も必要と

   しませんので貴社でも問題なく実行できるでしょう。

顧客:よくわかりました。簡単にできそうなのでやってみます。

顧客:以前△△社に問い合わせたのですが、こんな簡単な事すら教えてくれなかった。貴社に直接問

   い合わせたことを話すと「なんで我が社を飛び越して直接メーカーに相談するんだ! もう当

   社は知らない!」と言われました。

当社:顧客の質問を黙殺した時点で関知しないという姿勢を示しているのですが・・・、無責任と言

   わざるを得ません。これは推定ですが、清掃やメンテナンスは儲からないので交換(販売)を

   お勧めしたかったのかもしれません。

顧客:とりあえず清掃・メンテナンスで対処したいと考えています。   

当社:とりあえず清掃して様子を見て下さい。処理済み排気の臭いが強くなるなどの問題がありまし

   たらまたご相談下さい。

 

 という事がありました。

 △△社は販売は上手く当社のセラミックスの販売実績も多くあったのですが、その後色々ありまして現在では代理店契約を解消しています。

 セラミックスの清掃やメンテナンスのお問い合わせは販売店又は当社までお問い合わせ下さい。

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