このページでは「臭気対策に失敗する理由」について解説していきます。
脱臭対策・臭気対策の失敗にも様々な要因があり一口に語ることは出来ません。
誰がどう見ても失敗と認めざるを得ない明らかな失敗例から、一見すると成功したかのように思える例もあります。これらの様々な失敗例の解説と対策をご説明いたします。
問題発生から脱臭対成功・失敗に至る流れを右図のフローチャートにまとめました→右図。
一度ご覧になって、自社の状況がどの位置にあるのかをご確認下さい。そうすれば今後どのような対策を取れば良いのかがお分かりになる事でしょう。
フローチャート中の1~5の番号は下記の見出しに対応しています。
あなたはどこにたどり着いたでしょうか?
図中の1~5は以下に述べる失敗例1~5に対応しています。
4又は5に辿りついた方は方針を見直す事をお勧めします。
おそらく大半の方が初期脱臭対策の後に脱臭効果が不十分で「2.脱臭装置の改修・追加・変更」に行きつき、追加対策するもやはり効果が不十分なので「2.」に戻る、十分な脱臭効果が確保できても「3.コストが高い」(特にランニングコスト)と言う理由で他の脱臭方式を考慮するが、再び「2.」や「3.」に戻る、という堂々巡りを繰り返しているのではないでしょうか?
左下の「臭気対策に成功!」にたどり着く方は多くないと思われます。もしここにたどり着いても安心するにはまだ早いです。本当のその方式が最善の対策でしょうか? 脱臭の成功に満足して他の脱臭方式を考えようとしなかった、もっと良い脱臭方法がある事を知らないだけ、と言う事もあります。
セラミックス触媒脱臭方式についてもご一考する事をお勧めします。
よくある失敗例は「脱臭能力が不十分」という事例です。
近隣苦情や環境規制に対応する為にとりあえず脱臭装置を導入した。それは良い事ですが肝心の脱臭効果が不十分! という事はよくあります。脱臭の効果が不十分では臭気苦情は無くならず、規制値もクリアー出来ないでしょう。苦情が無くならない、目標もクリアー出来ない、それでは臭気対策は失敗と言わざるを得ません。
脱臭設備を導入したが効果が不十分! このままではいけない! 追加対策が必要だ! いろいろな脱臭設備を追加した、あるいは交換を繰り返した、だがどうしても良い結果が出ない! このような時にはどうすればいいのでしょう?
「脱臭設備を導入した。脱臭効果も十分だ!」このような事例は成功したかのように思えますが実際はどうでしょう?
「脱臭効果は十分、苦情もない、規制もクリアーした、成功だろう? 何が違う?」と思われるかもしれません。しかし、対策費用を考えると成功と言えるでしょうか?
大金を湯水の如くつぎ込めば上手く行って当たり前! しかし脱臭方式や脱臭製品は世の中に多々あります、他の脱臭方式ならば同等の脱臭効果をより少ない費用で実現できるかもしれません。一つの方法にこだわってその他の脱臭方式については考えようとしない、その結果「もっと費用を節約できる方法があるのにそれを採用せず多額の経費を無駄に垂れ流す」、そのような事態が”成功”と言えるでしょうか?
規制の無い・有っても緩い地方に工場を移転する、いっそのこと海外に移転する、規制が無ければ対策の必要もない。”その時は”問題ないかもしれませんが、移転先で新たに規制が制定されれば、近隣から苦情が発生すれば、また振出しに戻り対策を考慮しなければなりません。
「どうにもならないから諦めよう・・・、苦情が来たら? その時はその時だ! 行政が動いたら? なるようになる! 後の事など知らん! 今が良ければそれでいい! 問題が起きたらその時の人間が考えればいい! そんな事は私の仕事ではない!!!」、半ば自暴自棄とも思える対策(無策?)、そのような判断がどのような結果をもたらすでしょうか?
当然ですがそのまま放置してはいけません、しっかりとした対策を実施する必要が有ります。
一つの方法で失敗しても別の方法が有ります。他の脱臭方式で上手く行かなくてもセラミックス脱臭製品・システムならば解決できるかもしれません。ただ解決するだけでなく別の処理方式よりも安価に対策が出来るかもしれません。
まずは弊社までお問い合わせ下さい。
臭気対策を怠るとどうなるのか? 何も問題が無いはずがありません。具体的にどのような問題の発生が想定されるのかを以下のページで解説しています。臭気問題に伴う諸問題を理解しましょう。そしてそうなる前に対策しましょう。