「セラミックス濾過システム」取付実例 
01「井戸水濾過・飲料水製造」

 千葉県いすみ市にある某自動車部品工場において、地下からくみ上げた井戸水を濾過して飲料水を製造する濾過システムの導入実例です。

 井戸水の水質は悪くないものの”少々”の泥が含まれる。そのままでは飲めないのでセラミックス濾過装置で濾過・浄水・水質改善を同時に実行して飲料水質を確保!

セラミックス濾過システムの概要解説(写真付き)。

 セラミックス濾過システムの特徴を写真を添えて解説いたします。

濾過システム正面。
右下から井戸水(濾過前)が濾過システムに流入、濾過システム内に充填されたセラミックスの間を下から上に通過しながら浄化される、通過(濾過後)は左上から流出して貯水タンクへ。
濾過システム、井戸水入口側下部。
地下からくみ上げた井戸水はフィルターで泥を除去してセラミックスの汚染を防ぐ。
濾過システム、井戸水入口側上部。
フィルター通過後に一度高く揚水してから高低差を利用して水を自然に流す。
濾過システム、清浄水出口側。
極細目フィルターで前部のフィルターや濾過装置をすり抜けた細かい泥や砂を除去します。その後に清浄水は貯水タンクへ流入します。本体下部のドレンバルブは底にたまった泥などを抜き取ります。
濾過装置上部、エアー抜き管。
濾過システム(左)と貯水タンク(右)。
工事中の写真です、配管はこの後接続しました。
右の人間との比較で大きさをご理解いただけるでしょう、処理水量により設備の大きさは変化します。
濾過装置内に特殊セラミックス等を充填。

濾過装置本体内部に濾材(水処理用特殊セラミックス等)を充填します。数種類のセラミックスを使用、粒の大きいものは井戸水の入口側(濾過装置下部)に、小さいものは出口側(濾過装置上部)に充填します。

濾過装置最下部のドレン穴。
井戸水に含まれる泥などの汚れが底部に溜まるので定期的にドレンから泥と水を抜き取ります。
濾過装置下部に設置する架台。
底部に汚れが溜まるのでセラミックスの汚染を防ぐために架台で底上げします。
濾過装置下部の架台。
クレーンで釣り上げて上部から濾過装置内部に搬入。
濾過装置下部に架台を据え付け。
この上にセラミックスを充填しますが下にこぼれないようにこぼれ防止金網を設置します。
架台に金網をかぶせる。(1)
セラミックスの重みに耐える丈夫な粗目金網。
架台に金網をかぶせる。(2)
粗目金網の上に中目金網。
架台に金網をかぶせる。(3)
最後に細目金網をかぶせて粒の小さいセラミックスの漏れも防止。
特殊セラミックス触媒充填。(1)
一番下には大粒セラミックスを充填。
特殊セラミックス触媒充填。(2)
次は中粒セラミックスを充填。
特殊セラミックス触媒充填。(3)
更に小粒セラミックスを充填。
ここまでで全体の約半分を充填。
セラミックスの中間に架台と金網を設置する。
セラミックスの中間部分、架台の上に中目金網を設置する。
セラミックスの中間部分、中目金網の上に細目金網を設置する。
この上に充填する極小粒セラミックスの漏れを防ぐ
特殊セラミックス触媒充填。(4)
極小粒セラミックスを充填。セラミックス全体の約半分を占める。
セラミックスの洗浄。

使用の前に、セラミックスを充填する際に擦れたりして発生した粉塵や汚れを洗浄します。今回は”飲料水製造が目的”なので特に丁寧に洗浄しました。

セラミックス洗浄中。(1)
下から上に井戸水を流してセラミックスを洗浄します、汚れが水に溶けています。
セラミックス洗浄中。(2)
水が綺麗になるまでセラミックスを洗浄します、まだ汚れているので洗浄を続けます。
セラミックス洗浄後。
水が透明になりました。セラミックスの汚れが落ちたので濾過装置は使用可能となりました。
付帯設備。

 濾過機本体だけではなくその周辺設備についても簡単にご紹介いたします。

貯水タンク内部。
濾過した清水をためておく水槽です。これは既製品を流用しましたが使用前に内部を清掃しました。
左にある3本の金属棒はセンサーで水量を感知します。センサーは制御装置に接続されていて貯水量が減少すると浄水製造、増加すると製造を停止、制御装置が全自動で貯水量を一定に維持します。
排水集合桝。
貯水タンク洗浄水を排出、水が汚れている。
排水集合桝。
貯水タンク洗浄後、水は無色透明になり汚れは確認できない。
濾過装置上部。
セラQを使用してさらに水質を改善。左の穴は清水流出口。
濾過装置の井戸水入口側に設置したフィルター(緑色の物体がフィルターで黒い容器は収納器)。
セラミックスの汚染を防ぐ為にフィルターを設置して定期的に清掃する。清水出口側にも同様のフィルター有り。フィルターは特殊品で1個当たりテニスコート1面分の表面積があります。

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