平成2年に導入した当社製セラミックス脱臭設備を20年後に更新・入れ替え。
東京都港区にある複合飲食店舗ビルに入居する飲食店舗調理排気5系統の脱臭対策。
このビルでは平成2年(1990年)の竣工時に当社のセラマジック脱臭装置を採用していただきました。竣工以来20年を経過して”設備大改修”を行う事となり、脱臭装置も入れ替える事となりました。
「導入から”20年間”、”交換せず”、使用を継続!」するとセラマジックの表面にススなどの汚染が大量に付着してしまい清掃でも落とせない、従ってセラミックスの交換がより確実な対策である。
今回の脱臭装置更新では調理排気脱臭を主目的とした開発したセラブロック+UFO-MIXを使用する設計をご提案して採用されました。
セラマジックを20年使用したらどうなるのか? 写真でご覧ください。
5カ所の内の4か所は予想以上に綺麗でしたが、1ヶ所だけ汚れのひどい箇所がありました。
汚れの酷いセラマジックはご覧の通りとして、表面が比較的綺麗なセラマジックも20年の超長期の使用により内部にはセラミックスでも分解できない汚染物質が浸透して徐々に蓄積されていく、20年間蓄積が続くとさすがに無視できず脱臭能力の低下は避けられない。旧設備とセラマジックは撤去して新規設備とセラブロック+UFO-MIXを導入する事となりました。
今回はチャンバーを取り付けてからセラミックスを充填するのではなく、先にセラミックスをカセット及びチャンバーに充填してから現地に持ち込み設置する事になりました。現地への持ち込みはクレーン車でビルの屋上まで持ち上げました。
今回はビルの屋上に脱臭チャンバーを設置しました。
周囲にも商業ビルやマンションが立ち並びます。
このビルでは竣工当初に設置したセラミックス脱臭装置(セラマジックを充填)を20年間無交換で使用を継続しました。その間に何回かメンテナンス(点検・清掃)を行い脱臭能力を維持しました。
当社のセラミックス脱臭製品は数種類ありますが、セラマジックと共通のセラミックス触媒を使用しているのでその脱臭能力と超寿命性能も共通です。中期~超長期の使用でセラミックスはその真価を発揮します。