もしもセラミックスの寿命が短かったら?計算はどう変化する?

         セラミックスによる経費節約例。
     「4.もしもセラミックスの寿命が短かったら?」

 これまで”20年間無交換!”で使用した実例をご紹介して経費を計算してきました。

 「実際に20年無交換連続使用なんて可能なのか? 交換する予算が無いからそのまま置いてあるだけでは?」、「20年無交換が事実だとしても、それは例外的に超寿命な事例であり、寿命の平均値はもっと短くなるのでは?」、と思われる方も多くいらっしゃる事でしょう。

 

 それならば、

「セラミックスの寿命が短いと費用はどう変化するか」

を計算してみましょう。

 

 セラミックスの寿命をもっと短く想定して、「10年、5年、3年、2年、1.5年」の5通りのパターンを考慮します。そして脱臭装置を20年使用した時の総費用を計算しましょう。

 論理的に考えれば、セラミックスの寿命が短くなると交換回数が増えます。交換費用(ランニングコスト)が増大すれば総費用(トータルコスト)もまた増大します。寿命をどんどん短くしていくと増々総費用が増大してその内に活性炭よりも総費用が高くなる逆転現象が起こるでしょう。

 

 寿命と採算に関する疑問にお答えするべく計算結果を以下に記載します。そうすれば「セラミックスの寿命がどの程度あれば採算がとれるか?(活性炭よりも安くなるか?)」が明らかになります。

セラミックスの寿命が想定よりも短いとどうなる?
    総費用=トータルコストの確認。

 「セラミックス脱臭製品は実際の使用条件により汚染の程度や寿命が変化する」という事は当社のHPの中で繰り返しご説明してきました。

 貴方はこう思われるでしょう、「ならば使用条件によっては寿命がもっと短い事もあるのだろう? その時はどうなる? 節約効果が減少するだろう!  それでも活性炭と比べて安いと言えるのか? 節約効果がある程度減少するだけならまだしも、 逆にセラミックスの方が高くなったりしないか?」と。

 

 もっともな疑問です! この事例では20年間無交換=セラミックスの寿命は少なくとも20年(現在も使用中なので+α)となりますが、使用条件の悪い所では寿命が短くなる事もあります。寿命は採算に直結する最重要問題と言えますから疑問を抱く事は当然です。

 

 その様な疑問にお答えする為に、”もしもセラミックスの寿命が短かったら”という仮定で総費用を再計算します。

  計算条件。

  ・基本的な内容はこれまでの解説と同条件とする。

  ・20年間脱臭設備を運転使用するものとする。

  ・セラミックスの寿命を20年から→10年、5年、3年、2年、1.5年と徐々に短縮する。

  要するに”寿命以外の諸条件は同じとして再計算”します。それで寿命の影響がはっきり表れます。

 

 計算結果は以下をご覧下さい。 

「セラミックスの寿命が10年」と仮定した場合の総費用。

 現実には20年無交換ですが寿命を現実の半分と想定し、「セラミックス寿命は10年=10年毎に交換する」と仮定して再計算します。設置から満10年使用した時点で(=11年目の初頭に)汚染等の理由で使用の限界=要交換!したらどうなるか?を考慮します。

 20年間でのセラミックス交換は満10年経過時の1回のみとなりますので、既出の「20年間無交換時の総費用」に「セラミックスの1回交換分の費用」を加算すると以下の様な結果になります。

 

 ここでこの様に考えるかもしれません「ちょっと待て、10年で1回交換なら20年で2回交換ではないのか? 交換回数を減らして費用を過少申告している?」 とお考えになったかもしれませんがそうではありません。

 ・設備設置時点でセラミックス充填(初期費用に含まれる)→1~10年目の使用。

 ・”11年目に1回目の交換”→11~20年目の使用。

 となるので、20年で1回の交換となります。設備設置時点のセラミックス充填費用は初期費用に含まれています(=総費用にも含まれています)ので交換回数には数えません。従って使用途中での交換は1回だけです。

 

 設備の使用は20年と想定していますから、途中に1回交換すれば20年使用できます。

 満20年の使用期間満了後にどうするか?セラミックスを交換して更に使用を継続するか、それとも他の脱臭装置に入れ替えるか、営業終了して脱臭も終了するか、それは別の問題なのでここでは考慮しません。

 使用継続ならセラミックス交換が必要ですが、そうでない可能性もあります。満20年経過後にセラミックス交換で使用を継続するとしてもその経費は21年目に計上すべきでしょうから、今回の計算には含みませんでした。 

 前ページで計算した20年間の総費用(セラミックスの交換無し)に10年経過時点でセラミックスの寿命が来て”1回”全交換する分の経費を加算しました。

 総費用は上昇しましたが、それでも活性炭の1/5以下、セラミックスの圧倒的な優位はびくともしません。 

「セラミックスの寿命が5年」と仮定した場合の総費用。

 最初に話半分として寿命が10年として考慮しましたが、「寿命が10年の想定でもまだ長すぎるのではないか?」とお考えかもしれません。次は寿命を更に半減(話半分の更に半分=1/4)して「セラミックスの寿命が5年=5年毎に交換」した場合の総費用を計算します。

 導入から満5、10、15年経過時点での合計3回交換する事になります。

 20年無交換の総費用にセラミックス3回交換の費用を加算しました。交換費用が初期費用を上回りましたが他の脱臭方式ではそれが通常であって、むしろセラミックスが異常とも言えます。

 それでも総費用は活性炭の1/3弱です。

 まだまだセラミックスの優位は動きません。

「セラミックスの寿命が3年」と仮定した場合の総費用。

 もっと寿命が短くなったら? 汚れが酷ければそういう事もあるだろう? その様な事例も事前に知っておきたい。そのように考える方もいらっしゃるでしょう。次は更に寿命を短く想定して「セラミックスの寿命が3年=3年毎に交換」として計算します。

 満3、6、9、12,15、18年経過時点での合計6回交換する事になります。 

 20年無交換時の総費用にセラミックス6回分の交換費用を加算したら、 だんだん活性炭の総費用に近づいてきましたが、それでもセラミックスの総費用は活性炭の半額以下! まだまだセラミックスの方が安価です。

 もっと寿命を短くして計算を進めます。

「セラミックスの寿命が2年」と仮定した場合の総費用。

 どんどん寿命を短くして「セラミックスの寿命は2年」、と考慮すると、

 満2、4、6、8、10、12、14、16、18年経過時点での合計9回交換が必要になりますが計算結果はどうなるでしょうか? そろそろ活性炭に並ぶでしょうか?

 無交換時の総費用に9回交換分の費用を加算すると、総費用は活性炭の2/3弱。

 セラミックスの寿命を現実の20年→2年に、1/10に短縮して考慮しましたが、 それでもセラミックスの優位は変わらず!

「セラミックスの寿命が1.5年」と仮定した場合の総費用。

 最後に「セラミックスの寿命は1.5年」、として計算します。

 満1.5、3、4.5、6、7.5、9、10.5、12、13.5,15、16.5、18,19.5年が経過した時点で合計13回の交換が必要になりますが計算結果はどうなるでしょうか? そろそろ活性炭の方が安くなる?

 20年連続使用=無交換時の総費用に寿命が1.5年と想定した場合の13回分の交換費用を加算すると上グラフの様な結果になりました。

 まだセラミックスの方が安価!

 セラミックスの寿命が短くても採算がとれる!

 「現実:20年無交換 → 想定:1.5年で交換。セラミックスの寿命を現実の1/13に短縮して計算!」しています。

 

 寿命を現実の1/13と想定しても十分に採算が取れる!

 

という事が明らかになりました。 

 予想外の事態が発生しない限り「セラミックスの寿命が短縮しても採算割れという事態はまず発生しない」と考える事が出来ます。

「寿命」と「採算」、グラフにまとめて表示。

 上記の計算結果をグラフにまとめると以下の様になります。

 濃い青の線の活性炭総費用よりもセラミックスの総費用が上に飛び出すとセラミックスは高くつく、下にあればセラミックスで節約できている、という事を表します。

  

 この事例では最初から最後まで、セラミックスの寿命が1.5~20年の全ての想定で、セラミックスは活性炭の下に位置している=費用が少ない=節約効果発生! を意味します。

 

 

 この事例での計算結果から読み取れる事は、

  ・初期費用比較。

    1年目=初期費用もセラミックスの方が安い。

  ・「寿命」と採算・節約効果。

    セラミックスの寿命が1.5年以上あれば採算が取れる、節約効果が表れる。

    寿命が長いほど節約効果が大きくなる!

  ・使用期間と節約効果。

    使用期間に比例して節約効果が増大する!


 この様な内容となります。

 実際の使用条件によりセラミックスの寿命が変化しますので、交換頻度・計算結果・節約効果は変化しますが、1つの例としてご理解ください。 

採算ラインを計算する。

 最後に「どこまで寿命が縮むと活性炭の方が安くなるのか?」、セラミックス脱臭装置の採算ラインを計算してみたいと思います。交換回数をさらに増やして計算します。

 

・採算割れ!

  20年で16回交換すると総費用9.1億円となり、活性炭の総費用9億円を上回ります。交換間

 隔(=寿命)は1.2年となります。

  1.2、2.4、3.6、4.8、6、7.2、8.4、9.6、10.8、12、13.2、14.4、15.6、16.8、18、19.2年 

 経過の時点で全16回交換になります。

・採算取れる。

  逆に考えると15回以下の交換ならセラミックスの方が安くなります。

  15回の交換で総費用8.6億円なのでまだ活性炭の9億円よりは安いです。交換間隔(=寿

 命)が1.3年として、

  1.3、2.6、3.9、5.2、6.5、7.8、9.1、10.4、11.7、13、14.3、15.6、16.9、18.2、19.5年の

 時点で全15回交換してもまだセラミックスの方が安上がりになります。

 

・採算ライン。

  セラミックスの寿命1.3年、20年間で15回交換が本案件での採算ラインとなります。

 

・導入前に脱臭実験で確認する事で確実な対策が可能!  

  脱臭実験で脱臭効果を確認する事がも出来ますし、長期の脱臭実験を行いセラミックスの

 寿命が間違いなく確保される! これなら採算が取れる! という事実をしっかりと確認して

 から導入すれば、導入以後に「話が違う!? こんなはずではなかった!」と言う事も無くな

 るので安心出来るでしょう。

総費用の評価。

 活性炭よりも「超寿命」で、「総費用の圧倒的な安さと多額の経費の節約を実現」する、それがセラミックス触媒脱臭製品の特長です。

 短期でも経費節約が出来るが、長期間使うほどにお得である! 定期的な点検や清掃を励行してセラミックスの超寿命性能を最大限に引き出して長持ちさせて交換サイクルを伸ばす事で、経費を大幅に、劇的に、節約可能!

 

 

 次のページでは「計算外の事柄」について説明します。

 都合の悪い事を隠していた? いいえ、セラミックスによる節約効果がこれまでの計算以上に高まるという事実を指摘します。

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