設備の運用にはイニシャルコストだけではなく、導入後の維持・交換費用=ランニングコストも必要になります。
前ページで解説したように「導入最初の1年目の費用=イニシャルコスト」としましたので、「2年目以降の設備稼働と維持に必要となる費用=維持費用」として考慮します。
このページでは中期~長期に設備稼働に当たり必要不可欠な要素であるランニングコストについて、セラミックス触媒と活性炭の両者で計算して比較します。
セラミックス脱臭装置と活性炭脱臭装置の"1年当たり"維持経費をグラフで比較してみましょう。
このように比べ物にならない圧倒的な差が発生しました! *計算間違いではありません!
維持経費の内訳を考慮します。主な内容は、
・交換用の「脱臭製品(セラミックス及び活性炭)」
・消耗品(電気、水、フィルター、その他・・・、)
となります。
・セラミックス脱臭方式: 脱臭製品=セラミックス + 消耗品
0(交換無し) + 100万円
*1年当たりのランニングコスト=合計100万円/年
・活性炭脱臭方式: 脱臭製品=活性炭 + 消耗品
4,000万円 + 100万円
*1年当たりのランニングコスト=合計 4,100万円/年
・脱臭製品について。
セラミックスは「現実に20年間無交換連続使用中! 」なので、交換費用は0とします。
活性炭は”初期費用”で述べた様に「4,000万円/年」とします。
セラミックスの超寿命効果により導入後のランニングコストに圧倒的な差が発生する!
・消耗品について。
消耗品は主にブロワーの電気代になります。その他の要素としてはフィルターの交換も有り
ます。水スプレーを使う事もありますがこの例では使用していません。
消耗品についてはもともと少額であり、差が有っても僅かなので、セラミックスと活性炭では
同額として差が無いものと考慮します。
仮に「100万円/年」とします。
1年当たりの差額は「4,100万円-100万円=4,000万円/年」となります。
セラミックス脱臭装置を導入すると活性炭脱臭装置に比べて、
「維持経費を”1年当たり4,000万円”節約できる!」
という事になります。
その他の「修理費」や「人件費」なども必要では?と言う疑問については以下にお答えします。
設備が不調になる、故障する、機械ですからそのような事もあります。
セラミックス脱臭装置は基本的に”送風機”で排気を送り込むだけです。そして送風機の風量調節などに”制御盤”を使用します。この2つ以外の機器は必要としませんので故障の可能性は低く、修理費もまた低くなります。
但し、これはセラミックス触媒だけでなく活性炭にも言える事です。
この事例では 送風機などの機器は正常に稼働を続けていて故障はありませんし、当社で修理を手掛けた事はありません。設備の一部から排気が漏れて客先で業者を呼び該当箇所を溶接して修理した事があるそうです。客先担当者のお話では脱臭装置本体の鉄板の継ぎ目に隙間が出来て空気が漏れるという内容であり、対策は隙間の上に板を当てて溶接し隙間を塞ぐという内容でした。溶接個所を確認すると長さ20cm程度の小規模な物でした。それ以外の修理・修繕や機器の交換という事は聞いていません。もし大規模な異常が発生していたならばメーカーである弊社に相談・苦情があって然るべきですが、そのような事はありませんでした。問題の程度は軽微、対策費用も少額と推定出来ます。
導入以来20年間、稼働出来ない!? 異常事態発生! 今すぐに見に来てくれ!という様なSOSが弊社に寄せられたことは納品直後に1回だけありましたが、その件については隣接する塗装ブースの排気系統の設定が原因であり、塗装ブースのメーカーのサービスマンが到着して設定を修正したら異常もすぐに解決・解消されました。従って、セラミックス脱臭装置それ自体の重大な異常は発生していないと言えます。
故障の発生する可能性は否定しませんが、セラミックスと活性炭の両方とも脱臭装置の構造が単純な為にその可能性は低く費用もまた少ないと考えられます。
活性炭の交換費用見積には作業員の人件費等の諸経費も含まれると仮定しました。諸経費を別途として加算するよりも安くなるので活性炭にとっては有利=セラミックスにとっては不利となるので、セラミックスに都合の良い解釈ではなくむしろ悪い方に解釈しています。自社に都合の良い想定で都合の良い数字を作り出したわけではないという事をご理解いただけるでしょう。
セラミックス脱臭設備の稼働には専門の人員が脱臭設備の運転・監視・点検・修理・etc、の為に常駐する必要はありません。スイッチオン! ボタンをひと押しするだけであらかじめ設定した通りに自動運転を行います。客先の担当者がたまに脱臭設備を目視で点検する程度で、ごくまれに修理する程度です。これらの単純な作業は客先で実行する事で経費を非常に低く抑える事が出来ます。脱臭装置は無人で運転し、故障や以上の発生の確率も非常に低い、もし人員が常駐していても何もやる事が有りませんので不要です。
この事例に限らずほとんどの導入先では客先で点検等を行っています。当社の人員が現場に常駐して管理維持する事は皆無であり、定期的なメンテナンス契約についても導入時に説明や推奨はしますが実際に契約を締結する事例は非常に稀です。それでも脱臭装置の運転・稼働に問題が生じた事はありません。
今回の事例では、導入以来の20年間で異常が発生して工場に呼ばれた事は1回きり、他社設備の設定不良に起因する初期不良であり、有償で対処する事になったのは17年目に行った設備点検の1回だけです。設備点検の翌年には工場長が役員に昇進して工場を去る事となったので次の工場長への引継ぎの一環として行ったのでしょうか?立つ鳥跡を濁さず? 点検は有償ではありますが活性炭の交換費用に比べるとケタが2つ違う微々たる金額なので無視できるでしょう。
既述のようにランニングコストは圧倒的にセラミックス脱臭設備が低い!
セラミックス脱臭設備を導入すると「”1年当たり”4,000万円/年」という驚愕の、巨額の、節約効果! 活性炭の僅か1/41! 2.44%。
維持費用については全く比較にならないくらいセラミックスが少ない!
=節約効果”大”!
*この数字は”1年当たりの節約額”です!
→ 使用年数を重ねれば年月に比例して節約効果も増大!
**工場の設備は10年単位の長期使用が通常である!
→ セラミックスの触媒効果により長期無交換連続使用が可能!
→ 長期使用ならばその節約効果も更に大きなものになります。
長期に渡り使用を継続する事によりセラミックスの真価が発揮されます!
イニシャルコストでもセラミックスが有利、ランニングコストでもセラミックス触媒が圧倒的に比較にならないくらい有利! もうどちらが良いか結論が出たように思えますが、最後に総費用=トータルコストを考えてみましょう。
使用年数と「総費用=トータルコスト」で比較して最終的な判断をする必要が有ります。
総費用(及びセラミックスによる節約額)について次のページで解説いたします。
驚愕の結果をご覧下さい!