貴方の臭気対策は成功していますか? 様々な失敗例の紹介と説明です。

    「臭気対策に失敗する理由・その2」
設備の強化・改修・変更・追加、それでも駄目・・・?!

 「臭気対策をしても上手く行かない」という事はよくあります。そのような時はどうしましょうか? 何らかの追加対策による脱臭能力の向上が必要となります。設備の追加で脱臭能力アップ↑、設備を従来よりも大きなものと変更する、それでも駄目なら別の脱臭方式と設備を交換する、既存設備と別の脱臭方式を併用する、という様な対策が必要になります。

 このページではそのような対策についてご説明します。

脱臭設備の「強化(性能向上)」。

 既存の設備の強化により脱臭能力を向上(Power up!)させて対策します。

 当社のセラミックス触媒脱臭装置ならば、あらかじめ充填”予備”空間を設けておきます。必要時には予備空間にセラミックスを追加充填・増量する事で脱臭能力を強化出来ます。設備導入当初から不測の事態(脱臭能力強化の必要性)に備えています。

 他の脱臭方式の事は存じませんが(各脱臭設備のメーカー・販売店にお問い合わせ下さい)何らかの対策を考慮している製品もあるでしょう。

 既存の設備そのものには改修・変更などを加えずに最低限の手間で出来る対策です。

脱臭設備の「改修(追加工事)」。

 脱臭設備の追加で対策出来なければ、設備の改修で対策する事になるでしょう。現状の設備ではどうしようもない、小手先の強化では間に合わない、そのような時には大掛かりな改修工事で脱臭能力を大幅に強化する事で対策する必要が生じます。

 当社のセラミックス脱臭装置ならば、脱臭装置を工事・改修してセラミックス充填空間を追加設置&セラミックスを追加充填する、あるいはより大きな設備に交換・改修する、そしてセラミックス使用量を増大させて脱臭能力を向上させる事となります。

 設備改修は工事を伴う設備の変更となりますので上記の「強化」よりも大掛かりとなります。また、脱臭装置の周囲に一定の空間が必要となります。

 

 注) 設置後に脱臭装置の周囲に何らかの設備機器などが設置されて空間が埋まってしまうと改修

   不可能”となる事もあります

脱臭設備の「変更(他の脱臭方式に切り替え)」。

 脱臭設備の強化や改修でも対策出来なければ、脱臭方式そのものの問題と考えざるを得ません。

 現状の脱臭方式が対象となる臭気の脱臭には適していなかった(燃焼方式は臭いの強さを一定の水準よりも下げる事が難しい、吸着式は高濃度臭気だとすぐに飽和する、等々・・・)、使用条件に適合した脱臭方式に改める=脱臭装置を変更する事で脱臭効果を上げる事が可能になるでしょう。この場合既設脱臭設備は撤去する事となります。

 車をサーキットで走らせるならばスポーツカーを、農作業に使うならな軽トラ(別名を農道のポルシェとも呼ばれています)を選択するのがベストです。F1レースで軽トラに乗るレーサーはいませんし、農作業にスポーツカーを使用する人もいないでしょう。もし荒地でスポーツカーを走らせても段差でバンパーをぶつけて壊したり、溝にタイヤがはまって動けなくなったり、車の底を地面に擦ったり足回りを壊したり、このようなトラブルや故障を起こしてまともに走れないでしょう。

 脱臭装置も同様で使用目的に合わない製品を使用しても十分な効果は期待できません。条件に合わせて最適な脱臭方式と製品を選択する必要が有ります。

脱臭設備の「追加(既存の脱臭方式と併用)」。

 1つの脱臭方式では上手く行かない、しかしそれなりに効果が有る。そのような時には別の脱臭方式と併用する事も可能です。「既存の設備は使用を継続して前処理としてある程度脱臭する、新たに後処理用に新規設備を追加して前処理では脱臭できなかった分の仕上げ脱臭を行う」と言う2段構えの脱臭も考えられます。

「失敗例その2、設備の強化・改修・変更・追加、それでも駄目・・・!?」のまとめ。

 既存脱臭設備の「強化」、更に「改修」、新規脱臭設備への「変更(既設設備の撤去)」、新規脱臭設備の「追加(既存の脱臭装置との併用)」と言う様に、簡単で費用のかからない方法から大掛かりで費用も掛かる方法まで、簡略ではありますが一通りご説明しました。

 臭気対策が上手く行かない原因を調査し確認してから、どのような対策が最適かを判断し、実行しましょう。

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