当社の過去の経験や実例から特に印象的な出来事をご紹介します。

奇妙な事例のご紹介、P2

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事例6. 最後にもう1つだけ・・・。

    レインコートと葉巻がトレードマークの某警部のようなセリフ。

事例7. ○○○○〇の巣?!

    ダクト出口から内側を見るとひどく汚染されている! ”何か”の巣の様だ。

事例8. ここは本当に日本ですか?

    広い!とにかく広い!あまりにも広い! 某工場を訪問した時の感想。

事例9. 大量購入! 予定は未定? キャンセルもあり・・・

    大量購入の打診を受けましたが、よくよく話を伺うと・・・。

事例10. あいまいなジャパニーズスマイル。

    某企業の昔の名前と実績。笑う要素は無いと思いますが・・・。

事例6、最後にもう1つだけ・・・。

 この事例は当社が直接聞いた話ではなく顧客からのまた聞きですが、興味深い話なので掲載する事にしました。

 とある製造業&リサイクル業の会社が某工業団地に新工場建設を予定していました。現地の役所に行き工場団地への進出と建設許可を申請すると、いかにもお役所仕事らしく大量の書類の作成と提出を要求されました。書類一式を用意してこれで許可が出るものと思い役所へ持参したら、担当者の意外な一言が待っていました。

 役所「書類は”大体”そろっていますね」

 顧客「大体? 言われた書類は全部用意したはずですが?」

 役所「最後にもう1つだけ、”環境対策もお願いします”。

 顧客「聞いてないよ? 今更そんなこと言わなくても・・・。」

 役所「でも規則ですから。」

 顧客「解りました。」

 

 この後、当社に排気処理の問い合わせが来ました。

 顧客「最初から環境対策も要求すると企業が逃げると思ったのだろうか? 工業団地に進出する企業を確保する為に、進出を計画した企業を逃がさない為に、後戻り出来ないくらいに計画が進んでから最後の最後という段階で環境対策を追加したのではないか?  今になって中止はできないので環境対策を実施しなければならない。」

 当社「役所の担当者も上手い事をやるものです。誰が指示したのか知りませんが ”優秀な”人材がいたのですね・・・。」

 

 新工場の設計段階では環境対策設備の導入は考慮していなかったので設置空間が無い? 工場の内部空間にはほとんど余裕がなく、本来は資材置き場にする予定の場所を”環境対策・臭気脱臭装置”の設置場所とする事になりました。

 その後は順調に「詳細聞き取り→設計&お見積→契約→納品・試運転→測定→検収・引き渡し!」という流れに沿って進みました。

事例7、〇〇〇〇〇の巣!?

 ある塗装工場の排気処理での事です。

 お問い合わせを頂いて現地を訪問し、セラミックスについての説明と簡単なテーブルテストをしてから排気系統(作業空間・排気ダクト・排出口)等々を確認する事になりました。ここまではいつも通りなのですが屋上にある排気口を見て驚きました。排出口に塗装成分が”大量に”付着しています!これほどに酷い汚染は初めて見ました。写真を添付いたしますのでご覧ください。

排気排出口、塗料成分が大量に付着する。

ダクト内部にも塗料成分が大量に付着している。

 グロテスクな見た目に某SF映画の怪物の巣を連想しました。奥から〇〇〇〇〇が飛び出して来るような雰囲気があります。

 塗料に含まれる特殊な成分が排出口及びその付近で固まったものだそうです。

 何らかの理由でダクト内部の汚染物質に火が付いたら延焼しダクト伝いに火災が広がる=ダクト火災の可能性もあります! 脱臭対策をしてもダクト内部の汚染の進行は元に戻せません=ダクト火災の危険性は変わりません! 脱臭対策とは別にダクトの清掃もお勧めしました。

事例8、ここは本当に日本ですか?

 このページをご覧のあなたも仕事で他社を訪問した事があるでしょう、その時の事を思い出してください。大きな会社では正門付近の受付で入場手続きを済ませてから待ち合わせの相手先の部署や応接室などに移動する事が一般的です。

 今回ご紹介するのは某製鉄所を訪問した時の事です。現地訪問・入口での受付までは他社と何も変わりません、ならば何が違うのか? 「移動手段」が違います!

 通常は受付で目的地を案内されたら”徒歩で”目的の場所まで移動します。受付でも「目的地はここですよ」と地図で示してくれました。続けて「こちらの乗り場からタクシーを利用して下さい」とご案内あり。「タクシー?・・・TAXI?・・・」思わず自分の耳を疑いました。私の聞き間違えではなく、この工場内では”タクシーで移動”が基本! あまりにも広すぎて徒歩では不可能! 自分で車を運転しても初回は確実に迷うでしょう。そのくらいに広大な敷地でした。

 受付からタクシーで走る事約10分で目的地に到着しました。 日本国内にこんな広大な土地があったのか! しかも全て1企業の所有地!

  ハリウッド映画に出てくるような、門を通ってから10分くらい山道を車で走ってやっと屋敷にたどり着く。という大邸宅(実際に訪問したことはありませんが)のようでした。

事例9、大量購入! 予定は未定? キャンセルもあり・・・

 商売人にとって大量購入の申し出は歓迎すべきことです。しかし、取引条件をよくよく確認してみると必ずしも歓迎できないという事もあります。

 過去にはこのような事例もありました。ユーザーとのやり取りの一部を記します。

 

 ・ユーザー:新しい空気清浄機を作りたいので脱臭セラミックスを大量購入したい、見積を希望。 

 ・当社:わかりました。→見積書を作成して提出。 

 ・ユーザー:単価を見積の半額=50%OFFにしてほしい!

 ・当社:半値はいくら何でも無茶です・・・。

     大量の買取保障や代金前払いなどの交換条件があれば値引きを検討いたします。

 ・ユーザー:それは難しい・・・。

 ・当社:過去には大量購入をちらつかせて割引価格で購入した例があります。

     6回分割の注文予定でしたが最初の1回”だけ”で注文が終わりました。

     販売店の専務が「契約書で詳細を規定すべきだった・・・」と嘆いていました。

     そうなってからでは後の祭りです。 

     契約書にキャンセル時の規定を明記して、”安心”を提供して頂きたい。 

 ・ユーザー:大量注文は確約できない、キャンセルもあり得る。

 ・当社:「大量注文だから値引きせよ!」という前提条件に矛盾しますが・・・。

     半額という無茶な値引きに釣り合う魅力的な交換条件を提示して頂きたいです。

 ・ユーザー:何とかならないか?

 ・当社:価格交渉の前に、貴社で空気清浄機の試作品を作り実験しては?

     まずは少量のセラミックスを実験用に購入していただけますか?

 ・ユーザー:それはできない。 

 ・当社:??? 実験と測定を行わなければ製品の性能は確認できませんよ?

     ぶっつけ本番で大量生産なんて無茶が過ぎるのでは? 

 ・ユーザー:外国製のこの製品と同等の性能があればそれでよい。

 ・当社:どのようにして性能を確認するのでしょう?

     試作・実験・測定には費用が発生します。

     もし当社で行うならば必要経費はご請求させていただきますがよろしいですか?

 ・ユーザー:・・・。

 その後、進展はありませんでした。

 

 「大量注文」、「億単位の取引」、このような景気の良い言葉を並べたものの、実際には万単位(億の1万分の1)の支出すら渋る。真偽の程は定かではありませんが「馬の鼻先にニンジンをぶら下げればニンジン欲しさに馬は全力疾走する」という話があります。馬には通用するかもしれませんが人間には無理です・・・。

 実験や測定の費用負担・研究開発費用は当社持ち、セラミックスは半額で買い叩く、都合が悪くなればキャンセル! リスクは当社のもの、利益は自分のもの!  要するにローリスクハイリターン、当社にとってはハイリスクローリターン。

 某国民的人気アニメに出てくるガキ大将のセリフ「人のものは俺のもの、俺のものも俺のもの」という内容です。立場や損得が逆転したら受け入れてくれるでしょうか?

 

 当社では”共存共栄”を経営方針としていますので今回の様な案件はお断りせざるを得ませんし、当社から他社に対して一方的な犠牲や奉仕を要求をする事もありません。一言で表現するならば、論語に曰く「己の欲せざる所、人に施す事なかれ」です。

事例10、曖昧なジャパニーズスマイル。

 

 人間の活動に伴い廃棄物が発生する事は必然です。廃棄物が少量であれば自然の分解作用に委ねても問題ありませんから有史以来長い間人類は様々な廃棄物を自然界に投棄してきました。

 しかし、大量の廃棄物を排出したり自然界で分解されない物質が廃棄されたりすると一体どうなるでしょう? 廃棄物が環境中に滞留し蓄積されていきます。その中に有害物質が含まれていたら?!

 空中に散布すれば風に流されて遠くまで広がる、水中に投棄すれば水に混ざり下流に流れて行くか水底に沈殿する、地面に埋めれば土壌中に蓄積される、そして環境と生物に悪影響を及ぼす。

 経済学で外部不経済と称するものです。要するに都合の悪い事は水に流せ、他人の迷惑を顧みない、後の事は知らない、今が良ければそれでいい、自分が良ければそれでいいい、一言で表現すると「エゴイズム」です。昔はそれでよかったかもしれませんが、産業革命以後の工業化・大量生産・大量廃棄の時代になると今まで無視されてきた外部不経済は”公害!”として表面化します。

 

 前置きが長くなりましたが、今回取り上げるのは日本4台公害病の1つの原因企業として日本国内のみならず世界的にも有名な某企業の関連会社のお話です。

 先方の担当者と面談する事になり当日待ち合わせ場所に到着しました。通常は技術部・環境部・設備部等の部署の、部長・課長・主任といった方々とお話しする事が多いのですが、この時は課長・部長よりもさらに上の人が、社長自らが説明会に参加して下さいました。

 最初に名刺交換と挨拶をした後に本題に入ります。いかにもジャパニーズビジネスマンという振る舞いで何も変わった事は無かったのですが、その直後、相手側から開口一番「今は名前を変えたけれども昔の名前は〇〇〇、〇〇病の〇〇〇です。アハハ・・・」と笑顔と明るい口調で宣言されました。悲壮な表情をしろ、涙の二粒も流せ、などと要求するつもりはありませんが、明るい笑顔と笑い声で高らかに宣言されるとはあまりにも予想外過ぎて反応に困りました。笑えるお話ではないのですが・・・。

  単なる愛想笑い? 〇〇病は日本では教科書に掲載されていますので全国民が知っている上に公害の歴史に永遠に残る出来事ですから隠せることではないので笑ってごまかす? いわゆる意味不明のジャパニーズスマイルというやつでしょうか?

 今回はとある会社のとある人物からのご紹介で面談する事となりましたが、最初の打診の直後に会社名で検索したらあの〇〇病の〇〇〇との関係はすぐに確認できましたし、むしろそのような企業が環境問題に関心を持つ事自体は会社にとっても、そして社会にとっても良い事でありますから今回の会談を快諾しました。

  当社の排気処理・水処理の技術的な面について興味がおありだったのですが、もちろん詳細な技術については出せるはずがありません。具体的な内容や案件などの話は出ずに終わりました。

 

 この会社の出した公害(〇〇病)は、工場建設費用の1~2%を公害対策に使用していたら防げたのではないか? という意見もあります。目先の利益を求めるだけでは後で痛い目を見る、リスクは放置せずに対策をしなければならない、長期的・大局的な視野に立ち判断をしなければならない、という教訓を与えてくれます。願わくばこのページをご覧の貴社がこの件を他山の石と為し同じ過ちを繰り返す事の無き事を祈念致します。

 余談ですが、某政治家が公害患者に対して暴言を吐き、後に患者の前で「土下座」して謝罪するという事件もありました。その政治家は誰か? 実名は出しませんが過激な発言でよくニュースに出るので知名度は高い人です。興味のある方は検索すればすぐに確認できる事でしょう。

 

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