当社の過去の経験や実例から特に印象的な出来事をご紹介します。

奇妙な事例のご紹介、P3

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事例11. 幻の海外大型案件。

    フィッシュミール工場の排気脱臭・環境対策(案)。

    100年に1度の不況「リーマンショック!」の影響で中止!

事例12. ゴーストタウン?

    東北の某駅で降りると、まるでゴーストタウンの様でした。

事例13. 見積が欲しければ〇〇しろ!

    トンデモナイ要求! さすがにそれは無理です。

事例14. あの人とすれ違い?

    兵庫県某所の温泉観光地。もしかしたらあの人とすれ違っていたかもしれません。

事例15.  「お前はもう用済みだ」

    マフィアのボスのようなセリフ。一度は言ってみたい? 

事例11、幻の海外大型案件。

 フィッシュミールプラントという設備をご存知でしょうか? 概説すると魚の加工場です。魚を煮て油を抽出したり乾燥後に砕いたり粉にして畜産の飼料や農業の肥料を製造します。この製造・乾燥工程で発生する臭気脱臭のお問い合わせがありました。

 工場は日本国内ではなく、海外に建設予定というお話でした。日本でも昔はイワシなどを畑にまいて肥料にしたそうですが今ではずいぶん値上がりしています。海外では魚を食べる習慣のない国もあるので肥料に加工するのでしょう。

 「当社のセラミックス触媒は既に魚や肉の加工場での臭気対策の実績があり、セラミックスの触媒反応に限らず物理法則は地球上のどこであろうとも違いはないので、日本国内でも外国でも技術的には何も問題なく対処できます」とお答えしました。

 その後に詳細なお話を伺うと「アメリカの投資ファンドが出資して大規模プラントを建設」する事が明らかになりました。スケールの大きな話です。

 設備規模に比例して脱臭装置も大きな、そして高価なものとなるのは必然! 何とかして費用を節約できないか? 1割でも節約すれば馬鹿にならない金額だ、同じ1割の節約でも、大規模な工場ほど、対策費用が多いほど、節約の総額は大きくなります。たったの1割節約ではなく、2割、3割、半減、それ以上の節約ならばどれだけの金額になる事か?・・・!

 順調に交渉が進捗して「一度現地へ行き視察しましょう」という段階になった時点で、100年に1度の大不況と言われた「リーマンショック」が発生! そのあおりを受けて今回の話もご破算となりました。

 建設予定地は外国と書きましたが、具体的にはアメリカの南隣のメキシコでした。アメリカのトランプ大統領(2019年7月時点)が国境に壁を作ると主張して話題になっている国です。当時の私がメキシコについて知っている事は、タコス、サボテン、テキーラ、マヤとアステカの遺跡、そのくらいしかありませんでした。近年は治安が悪化しているようで、「政府が軍隊を出動させてもマフィアを鎮圧できない」「特殊部隊を設立したらマフィアに金で引っこ抜かれた」、「マフィア同士の抗争で年に1万人も死んでいる?」、「現地の警察よりも武装したマフィアの方が強い!」、「警察署長や市長がマフィアとの対決を宣言したら直後に暗殺された!」等々、平和な日本では想像もつかないような事が発生しています。

 もし現地に出向いていたらどうなっていたことか? 今でこそ金持ちと言えば中国人の事だと連想しますが、リーマンショック前の時点では外国人から「日本人は金持ちだ!」と思われていましたので身代金目的の誘拐など(昔フィリピンで商社の社員が誘拐された事件がありました、近年ではイスラム国に誘拐された人もいます)の犯罪に巻き込まれた可能性もありますし、運が悪ければ生きて帰れなかった? 今にして思えば中止になって良かった? かもしれません。

 大型案件が消滅したのは残念でしたが、生命と健康に別条はない事を喜ぶべきでしょうか? 禍福は糾える縄の如しという言葉もありますがその意味を少し理解できたような気がします。 

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