臭気対策と設備導入にあたり最も重要な問題について解説します。

     セラミックスによる経費節約例。
       7.「節約」のすすめ。
         

 このページでは”節約”について述べます。

 ”節約”と聞くと「ケチ臭い」とか、「面倒臭い」とか考えるかもしれません。

 しかし、”チリも積もれば山になる”という言葉もある様に、日々の節約がもたらす効果は無視できないものが有ります。 

 特に、セラミックスの導入による節約効果は前述の「6.まとめ」のページに記したように金額・割合共に絶大なものとなります! 

1.「節約の計算方法」について。

 節約額の計算方法は「セラミックス脱臭装置」と「他の脱臭方式(今回は活性炭)」との費用比較により求めています。

 「活性炭脱臭装置の総費用」と「セラミックス脱臭装置の総費用」を使用年数毎に計算して両者を比較し、セラミックスの方が安くなれば(最長でも2.5年以上の使用でセラミックスの方が安くなります)差額が節約効果となります。

 今回の事例ではモデルとなった現場で17年間使用した実績に則り「1年~17年使用時の総費用を計算して比較」しました。

 その結果については前述の、3.総費用、

 ・その1-短期、1~3年

 ・その2-中期、4~8年

 ・その3-長期、9~17年

 に記していますのでご覧下さい。クリックすると各ページへ移動します。

2.「節約に必要な経費」について。

 セラミックス脱臭方式、活性炭脱臭方式、共に総費用の内に一通りの必要経費を計算していますので、別途で経費が必要となる事は基本的にありません。

 「既に脱臭設備を設置していて新しい設備に入れ替える」ような場合には、既存設備の撤去・廃棄に費用が掛かる事もあります。しかし、今回計算した事例では新築の工場への脱臭設備導入でしたので費用は発生していません。

3.「節約額と利益」について。

 売り上げと利益は別物であり利益は売り上げの一部に過ぎません。同様に、節約額と利益も別物であり利益は節約額の一部の過ぎないのでは? と思われるかもしれません。

 いいえ、節約額の計算は売り上げの計算とは違います。

  利益の計算 :「売り上げ」-「必要経費」=差分(プラスになれば利益、マイナスは損失)。

  節約額の計算:「活性炭脱臭装置X年間(1から17年)使用時の”総費用”(必要経費含む)」

         ―「セラミックス脱臭装置X年間使用時の”総費用”(必要経費含む)」

         =差分(プラスになれば節約効果)。

 

 節約額の計算には「”総費用”」の内には必要経費も含まれています。必要経費も含めて計算した結果がプラスになればその金額分が節約になります。

 

 要するに、「売り上げはその一部が利益になる」。

 それに対して、「節約分は丸ごと利益になる!」と言えます

4.「節約の価値」について。

 「節約の価値」について考えて行きましょう。

 大前提として上記の様に「売り上げは一部だけが利益となるが(赤字になれば利益無し)、節約額は丸ごと利益となる”!」という事実が有ります。

 

 企業の平均的な利益率は「売り上げ100円当たり5円の利益=利益率5%」だそうです。利益率が10%あれば優良企業と言われています。 

 逆に言うと、利益率5%では1円の利益を得る為に20倍の売り上げが必要、利益率10%でも1円の利益を得るために10倍の売り上げが必要、となります。

 

 一般的な企業の利益率5%で考えると、これまで紹介してきた「セラミックスによる17年で7.3億円の節約=1年当たり4,294万円の節約」は、以下の様な意味に解釈できます。

 利益率5%:1円の利益20円の売り上げ

 節    約:1円の節約1円の利益

 

 という事は、

1円の節約1円の利益20円の売り上げ」→「1円の節約20円の売り上げ

 という意味になります。

 

 企業の利益率により節約の価値も変動しますが、一般的な利益率5%で計算するとこのような意味になります。

 

5.「節約効果」を売り上げに換算すると・・・。

 前述の様に「1円の節約=20円の売り上げ(利益率5%)」と言う事は、

 

 「4,294万円/年の節約=8.588億円/年の売り上げ

=「17年で7.3億円の節約=17年で146億円の売り上げ

 

 という意味になります!​​ 利益率が10%で考慮しても、

 

 「4,294万円の節約=4.294億円の売り上げ」

 =「17年で7.3億円の節約=17年で73億円の売り上げ」

 

 という事になります。

 節約のもたらす効果を過小評価すべきではありません。 

6.節約効果は安定している。

 皆様ご存知の様に会社の利益は毎年変化します。会社に何も問題が無くてもその年の景気の動向、為替の変動、税制の変更、等々の要素により会社の業績は影響を受けて利益額・利益率も変動し、悪ければ赤字になる事もありえます。

 それに対して節約はどうでしょうか? セラミックス脱臭装置を導入すれば工場が稼働している限り一定の節約効果(この事例では平均して4,294万円/年)が発生します。よほどの事が無い限り操業の縮小や工場の閉鎖は無いでしょうから、不安定な景気の変動とそれに左右される会社の業績・売り上げ・利益よりも工場の稼働に伴うセラミックス脱臭装置のもたらす節約効果の方が安定していると言って良いでしょう。

 セラミックス脱臭装置の導入は安定した節約効果=利益をもたらす!

 もし、不景気になり決算が赤字に転落したら、売り上げは利益を生まなくなります。そうなるとセラミックスの節約効果も売り上げに換算できなくなります。という事は、セラミックスの節約効果は会社の全事業活動よりも、全従業員の努力よりも価値がある? (会社の利益という観点から判断する限りでは)とも解釈できます。

7.結果は同じ、「手段が違うだけ」。

 企業の存在理由が「利益の追求」である事に異議を唱える人はいないでしょう。「利益”だけ”ではない!」という人も居ますが、利益「+α(社会貢献?)」を追求すべきと主張している訳であり、利益の追求を否定してはいません。

 「売り上げの増加」も、「節約効果の増大」も、利益の追求という1点において目的は同じです。

 

 利益の計算方法はおおまかに、収入―支出で計算します。収支がプラスになれば利益です。

 

 利益追求・増大の為には2つの手段が有ります。

  収入の増加:主に売り上げの増加により実現します。  

  支出の減少:経費節約により実現します。

 

考え方と対応の違い。

・ セラミックスによる経費節約を勧められたら・・・。

   あなたは「経費節約」に関するここまでの説明を読んで下さったのでしょう。説明を読み「セラ

  ミックス脱臭装置で年平均4,294万円を節約できます、17年で7.3億円節約できます」と言われても

  おそらく半信半疑なのではありませんか?

   セラミックス脱臭装置の節約効果に興味が湧いて来たでしょうか? セラミックス脱臭装置を導

  入してみようと思うでしょうか? そうならば是非お問い合わせください。

   もし、「今の脱臭方式で問題ない、満足している、従って変更の必要を感じない」、「前向きの

  姿勢で検討する」。そう思っているならばちょっと待ってください! 別の角度から考え直してみ

  ましょう。

・ 売り上げ増加の機会が有ったら?

  もし、ある人があなたの会社に来て、「貴社と新たに取引を開始したい。年平均で8.6億円の貴社

  商品を購入したい、今後17年間で総額146億円購入したい!」と言う話を持ちかけてきたらどうし

  ますか?

  「この度はお問い合わせお問い合わせありがとうございます、ご提案に対しては前向きの姿勢で検

 討したいと思います、後ほど改めて返答しますので今日の所はお帰り下さい」と当たり障りのない回

 答をして追い返しますか? それとも「そんなうまい話には罠があるに決まっている! 赤の他人の言

 う事なんか信用できない! お前のたわごとなど聞き耳持たない! 今すぐに帰れ! 2度と来るな!」

 と言って警備員を呼び問答無用で相手をつまみ出しますか? そんなことはしないでしょう。あなた

 は「実際に取引するかは後で考えるとして、まずは詳しい話を聞くだけは聞いてみよう!」と思う事

 でしょう 。大口取引先になるかもしれない見込み客には丁重な対応をする事でしょう。

 

 少し考えてみればこの2件は同じ内容だと気が付くでしょう。「どこが同じ?」と思われるかもしれませんが、

 

 ”​会社にもたらす利益”という観点から考えてみれば、上記の「5.節約効果」で述べたようにこの2つの案件は貴社に同じ金額の利益をもたらします。

 

 にもかかわらず、一方には冷淡に、もう一方には丁重に接するのは何故でしょう? 

 新規取引(収入増加)であれ、環境対策と経費節約(支出の減少)であれ、貴社の利益になる(かもしれない)話ならば聞く価値があるのではありませんか? 貴社に大きな利益をもたらす可能性があるのにそれを放棄する?モッタイナイ!」。

 

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