食品工場の24時間連続排気脱臭処理設備。建物の隙間の狭い設置場所でも専用設計で解決!

セラマジック+UFOシリーズ取付実例 
02「食品工場の製造排気脱臭」

 ミツカン酢(株式会社ミツカンホールディングス様)の東京近郊に存在した製造工場(現在は移転しました)における臭気除去対策・近隣環境対策です。

 工場建設後は徐々に都市開発が進み、遂には工場の東西南北全ての方向にマンションが立ち並ぶ様になりました、近隣対策・臭気対策はもはや待ったなし!

 工場には既に他社製の脱臭装置が設置してあり、優秀な性能を発揮していますがそれでも性能が不足する! 既存設備ではこれ以上脱臭能力を向上する事は不可能! 何等かの追加措置・2次処理が必要! セラミックス触媒で2次脱臭・仕上げ脱臭をして近隣環境対策を全うする事となりました。

 この工場では2か所にセラミックス触媒脱臭装置を導入していただきました、先に導入した事例をここでご紹介いたします。

設備導入前の長期脱臭実験。

 設備の導入前にセラミックス触媒による脱臭実験を行い良い効果を発揮しました、しかし即採用・導入とはならず。セラミックス触媒の自己再生能力・超寿命性能を確認する為に約2年間に渡り長期脱臭実験を継続して行い、触媒の脱臭能力と超寿命性能を実証後に本採用となりました。

 セラミックス触媒の性能の証明とお客様の納得の為ならばこのような長期の実験も行います。

工場の周囲。屋根の上から周囲を撮影する。

 工場の周囲360度の全ての方向にマンションあり!  どの方向へ排気が流れても苦情発生!?

工場に敷地に迫るようにマンションが立ち並ぶ。
別の方角も同様にマンションに囲まれている。
既設の脱臭装置と追加設置するセラミックス脱臭装置。
従来はスクラバー(水洗浄脱臭装置)のみで対処していました。
脱臭能力強化の必要からセラミックス脱臭装置を導入してスクラバーの後処理・仕上げ脱臭を行う。
建物の間にセラミックスチャンバーを追加。別の角度から見ると・・・(次の写真へ)
セラミックスチャンバー下の基礎。
建物の隙間(約1.5m幅)という限定された設置場所(写真の様に両手を広げると左右の壁に触れる)への収納・設置に対応すべく薄型脱臭設備を設計しました!
他の脱臭装置では不可能な立地条件でも柔軟に設計を変更して対応・導入が可能です。 
基礎の上部、脱臭チャンバー。
チャンバー右側に人間が何とか通れる程度の作業空間。
給気口が4つあります、脱臭3+養生1=4塔式」の24時間連続運転対応型。
セラミックスの搬入と充填作業。
地面から屋根上へセラミックスを運び上げる。
屋根瓦を持ち上げる機械で運ぶ、15kg×約150箱!
屋根の上からチャンバーまでセラミックスを移動。
全て人力で足場の悪い屋根上の作業でしたがけが人もなく無事終了しました。
脱臭装置と内部充填物の概略。
脱臭装置入口、ミスト除去セラミックス。
スクラバーの出口なのでミスト除去対策として設置。
横方向には空間が無いので脱臭装置を縦に4つ重ねる。
脱臭装置中間、セラマジック充填中。
セラマジック、充填後。
セラマジックで臭気をある程度脱臭して後部のUFOシリーズへ送る。
脱臭装置後部、UFOシリーズ1(中粒&大粒)充填後。
セラマジック後にUFOシリーズ1で更に脱臭する。
脱臭装置後部、UFOシリーズ2(中粒&小粒)充填後。
UFOシリーズ2で仕上げ脱臭をする。
脱臭装置は4段重ね、下から順にセラミックスを充填する。
チャンバー各所の仕上げ作業。

 セラミックスの充填作業完了後には脱臭装置の各所を仕上げて運転可能な状態とします。

入口ダクト取り付け前。
ダクト取り付け後。
脱臭チャンバー上部、何も無し。
チャンバー上部に転落防止柵を取り付け。
全自動制御盤。
脱臭装置は24時間連続運転。全4塔(脱臭運転3+養生運転1)を全自動制御盤で順次切り替える。
一定時間毎に養生運転を行い、セラミックスの飽和を回避して吸収した臭気物質を分解。再び臭気の吸収を可能とする”自己再生能力”を発揮する。

 当初のお問い合わせから設備納入まで3年以上(約2年はセラミックスの脱臭&耐久実験)の時間を費やしましたが、無事納品・充填・試運転も終了して引き渡しとなりました。

 この件に続き、納入の翌年には同じ工場内に設備の大きさとセラミックス充填使用量が今回の2倍の規模になる脱臭設備を納入する事となりました。追加導入設備は別のページでご案内します。

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