食品工場の24時間連続排気脱臭処理設備。建物の隙間の狭い設置場所でも専用設計で解決!
ミツカン酢(株式会社ミツカンホールディングス様)の東京近郊に存在した製造工場(現在は移転しました)における臭気除去対策・近隣環境対策です。
工場建設後は徐々に都市開発が進み、遂には工場の東西南北全ての方向にマンションが立ち並ぶ様になりました、近隣対策・臭気対策はもはや待ったなし!
工場には既に他社製の脱臭装置が設置してあり、優秀な性能を発揮していますがそれでも性能が不足する! 既存設備ではこれ以上脱臭能力を向上する事は不可能! 何等かの追加措置・2次処理が必要! セラミックス触媒で2次脱臭・仕上げ脱臭をして近隣環境対策を全うする事となりました。
この工場では2か所にセラミックス触媒脱臭装置を導入していただきました、先に導入した事例をここでご紹介いたします。
設備の導入前にセラミックス触媒による脱臭実験を行い良い効果を発揮しました、しかし即採用・導入とはならず。セラミックス触媒の自己再生能力・超寿命性能を確認する為に約2年間に渡り長期脱臭実験を継続して行い、触媒の脱臭能力と超寿命性能を実証後に本採用となりました。
セラミックス触媒の性能の証明とお客様の納得の為ならばこのような長期の実験も行います。
工場の周囲360度の全ての方向にマンションあり! どの方向へ排気が流れても苦情発生!?
セラミックスの充填作業完了後には脱臭装置の各所を仕上げて運転可能な状態とします。
当初のお問い合わせから設備納入まで3年以上(約2年はセラミックスの脱臭&耐久実験)の時間を費やしましたが、無事納品・充填・試運転も終了して引き渡しとなりました。
この件に続き、納入の翌年には同じ工場内に設備の大きさとセラミックス充填使用量が今回の2倍の規模になる脱臭設備を納入する事となりました。追加導入設備は別のページでご案内します。